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結婚詐欺の相手を特定したい|本名・住所・既婚か・余罪を突き止め、被害を取り戻すまでの完全ガイド

読了目安 約20分主任調査員(探偵実務経験者)監修/法律部分は弁護士監修公開 2026.08.02

渡した相手の「本当の名前」すら、私は知らないのかもしれない

結婚しよう、と言われた。指輪の話も、両親に挨拶する日取りも、二人で暮らす部屋の間取りまで話した。だからこそ、「事業の資金が一時的に足りない」「親の入院費を立て替えてほしい」と言われたとき、あなたは疑わなかった。愛する人が困っているのだから、当然のことだと思った。

そして、お金を渡した。一度で終わらなかったかもしれない。何度も、少しずつ。

いま、連絡が返ってこない。電話は「現在使われておりません」。LINEはブロックされ、勤めていると言っていた会社に問い合わせても、そんな社員はいないと言われる。あなたはスマホを握りしめたまま、ある一点に凍りつく——「そもそも私は、あの人の本当の名前を、知っていたんだろうか」と。

免許証を見たわけじゃない。名刺の会社は、今思えば一度も訪ねたことがない。独身だと言っていたけれど、それを確かめたことは、一度もなかった。信じていた前提が、足元から音を立てて崩れていく。渡したお金より、「自分が誰と結婚しようとしていたのか、まるでわからない」というその感覚が、いちばん怖い。

先に、一つだけ言わせてください。騙されたのは、あなたが愚かだったからではありません。結婚詐欺の加害者は、人を信じさせる筋書きを、練習し、使い回し、時に複数人がかりで磨いています。まっすぐ人を愛せる人ほど、その網にかかる。あなたが誰かを信じたかったこと、幸せになろうとしたことは、責められる話ではまったくない。

この記事は、その混乱のなかにいるあなたが、感情のまま動いて傷を広げないために——そして、「相手が本当は誰なのか」を突き止めることから、回復の一歩を踏み出すために書きました。順番に、正直にお伝えします。都合の悪い現実も、隠しません。

なお、出会いがマッチングアプリやSNSだった場合の被害全般(詐欺・既婚偽装・音信不通・脅迫など)は、別ページで型ごとに整理しています。この記事は、そのなかでも「結婚を匂わされ、身元を偽られ、金銭を奪われた」結婚詐欺に特化した内容です。立場が近ければ、あわせて読んでください。→ マッチングアプリの相手、本当は誰?

読み終えたとき、「もう何もできない」から「自分のケースなら、まず相談してみてもいい」に変わっていれば、この記事の役目は果たせます。

結婚詐欺は、なぜこれほど気づきにくいのか

「どうして気づけなかったんだろう」——多くの被害者が、自分をそう責めます。でも、気づけなかったのには、はっきりした理由がある。結婚詐欺は、気づかせない構造そのものを、加害者が設計しているからです。

ひとつは、時間をかけて信頼を積み上げること。加害者は、いきなり金の話をしません。数週間、時に数か月をかけて、誠実で優しい理想の相手を演じ、あなたが「この人を疑うなんて失礼だ」と思うほどの関係を作る。本題は、そこから始まる。だから、渦中にいるあいだは、それが詐欺だと自覚しにくい。

ふたつめは、「結婚」という約束が、疑いを封じること。人生をともにする相手だと信じれば、お金の貸し借りは「支え合い」に見える。「夫婦になるんだから、これくらい」という気持ちが、警戒心を溶かしていく。加害者は、その心理を正確に突いてきます。

みっつめは、金額を、少しずつ、理由をつけて求めてくること。一度に大金を要求すれば怪しまれる。だから「今月だけ」「すぐ返す」を繰り返す。気づいたときには、総額が膨れ上がっている。少額の積み重ねは、被害を「被害」として認識させにくくする。

そして最後に、あなたが「本人確認」をする機会を、巧妙に奪っていること。免許証も、勤務先も、家族も、「今度ちゃんと紹介するね」で先送りにされ続ける。愛している相手を「証明しろ」とは言いにくい。その遠慮を、加害者は利用します。

だから、「もしかして」とこの記事にたどり着いたこと自体が、あなたのなかの冷静な部分が鳴らした、まっとうな警報なんです。その違和感を、なかったことにしないでください。

実際に多い、結婚詐欺の5つの手口

自分が遭ったのがどの型なのかを見極めると、次の一歩がはっきりします。結婚詐欺の手口は、大きく5つに分けられます。

① 事業・投資の資金を装う型。 「会社の運転資金が一時的に必要」「絶好の投資案件がある、二人の将来のために」と持ちかけ、まとまった額を出させる。返済や配当をちらつかせ、信用させてからさらに大きく入れさせるのが典型です。国際結婚を匂わせ、海外送金や暗号資産に誘導する型もここに含まれます。

② 家族の不幸・緊急事態を装う型。 「親が入院した」「事故を起こして示談金がいる」「税金の滞納で口座が凍結された」——同情と焦りを同時に煽り、「今すぐ」を強調して考える隙を与えない。緊急を装うのは、あなたに冷静な判断をさせないためです。

③ 婚約・結納にからめる型。 「式場の予約金」「新居の敷金」「両家の顔合わせの費用」と、結婚の準備そのものを口実に金を集める。夢を語りながら請求してくるため、いちばん疑いにくい。

④ 貢がせ・立て替えを延々と続ける型。 明確な大口要求ではなく、食事・プレゼント・生活費・借金の肩代わりを、恋愛の延長として少しずつ負担させ続ける。「愛情の証」にすり替えられるため、被害の全体像が見えにくい。

⑤ 複数の相手に、同時進行で仕掛ける型。 一人の加害者が、何人もの相手に同じ筋書きで結婚をちらつかせ、並行して金を引き出す。この型では、加害者にとってあなたは「一人の被害者」にすぎず、飛ぶ(連絡を絶つ)ことに一切ためらいがありません。

そして覚えておいてほしいのは、これらの型は、しばしば重なり、段階的にエスカレートするということ。③の結納費用から始まり、②の緊急事態で追加を引き出し、最後は①の投資話で大きく抜く——加害者は、あなたの反応を見ながら次の手を選んでいます。「これくらいなら」と一つずつ許してしまうと、気づいたときには深みにはまっている。

相手が使う「偽装」の中身——どこまでが嘘だったのか

結婚詐欺の相手を特定するうえで、まず知っておくべきは、加害者が「本当の自分」を、何重にも隠しているという事実です。あなたが知っていた「あの人」は、いくつもの嘘の層でできていたかもしれない。層ごとに見ていきます。

名前の偽装。 使っていたのが偽名だったケースは、珍しくありません。下の名前だけ本物で苗字は嘘、あるいは読み方だけ本物、ということもある。人は完全には嘘をつききれないので、どこかに本物が混じっている——ここが、後で特定の糸口になります。

職業・肩書きの偽装。 「医者」「経営者」「大手企業の管理職」「公務員」など、収入と社会的信用を印象づける職業を名乗る型が目立ちます。名刺は簡単に作れる。会社の存在をあなたが確かめていなければ、肩書きはいくらでも盛れます。

独身の偽装。 これは特に重い。すでに家庭があるのに独身を装い、結婚を約束していた——という型です。既婚を隠して交際・婚約に至った場合、金銭とは別に、貞操権(性的自己決定権)の侵害として相手に慰謝料を請求できる余地が生まれることがあります。ただし当否は事案ごとに大きく変わるため、必ず弁護士に確認してください。

経歴・生活実態の偽装。 「バツイチだが円満に別れた」「実家は資産家」「海外赴任が決まっている」——同情や信用や将来性を演出する作り話が、関係の随所に埋め込まれている。

そして、「あなたが唯一の相手」だという偽装。 前述の⑤の型では、加害者は複数の被害者を同時に抱えています。つまり、あなたに見せていた「二人だけの特別な関係」そのものが、量産された筋書きの一つだったということ。これに気づくのはつらい。でも、それが判明することは、「あなたが油断したのではなく、組織的・常習的に狙われた被害者だ」という区切りをつけてくれます。

どこまでが嘘だったのかを一人で反芻し続けると、人は際限なく自分を責めてしまう。真実がわからない苦しさは、時に真実そのものより人を消耗させる。だからこそ、次に述べる「特定」が、心を守る意味も持つんです。

なぜ、まず「相手が本当は誰か」を突き止めるのか

ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。

結婚詐欺の被害回復には、避けて通れない入口が一つあります。それは、相手の「本当の氏名」と「実在する所在」です。理由は、感情の整理のためだけではありません。あらゆる正規の手続きが、そこを起点にしか始まらないからです。

考えてみてください。

  • お金を返してほしくても、相手の本名・住所がわからなければ、裁判も、支払督促も起こせません。訴訟は「誰に対して起こすのか」が決まらなければ、一歩も進まない。
  • 詐欺として刑事告訴したくても、相手が特定できる手がかりがあるかどうかで、警察の動きの速さが変わる。
  • 既婚を偽られた慰謝料を考えるにも、相手が本当に既婚だったのか、本名は何かがわからなければ、請求書一枚出せません。

つまり、「相手が本当は誰なのか」を突き止めることは、被害回復のすべての手続きの土台なんです。逆に言えば、ここさえ固まれば、選べる道が一気に増えます。所在を確かな情報として突き止める工程そのものが、探偵の「所在調査」です。何ができて何ができないのか、その全体像はこちらに。→ 所在調査とは?できること・できないこと

「相手が誰かなんて、もう調べようがない」——そう思っているかもしれません。でも、あなたの手元には、思っている以上に手がかりが残っている。やり取りの文面、送られてきた写真、口にしていた勤務先や地名、電話番号、そして送金先の口座名義。わずかな断片を組み合わせると、人の輪郭は意外なほど浮かび上がります。名前しか残っていない状態からどこまで動けるかは、こちらが参考になります。→ 名前だけで人は探せるのか

自分で問い詰める・晒す——それが、いちばん危ない

気持ちは、痛いほどわかります。今すぐ電話をかけて「詐欺だろう」と問い詰めたい。SNSに「この人は結婚詐欺師です」と書いて、他の誰かが騙されるのを止めたい。返せ、と直接乗り込みたい。

でも、そのどれもが、あなたの回復を遠ざけます。理由を正直にお伝えします。

問い詰めると、相手は消えて、証拠も消える。 「詐欺だと気づかれた」と悟った瞬間、加害者は電話番号を捨て、アカウントを削除し、口座を空にして飛びます。握れたはずの手がかりが、一瞬で霧散する。追跡の起点になるものが、あなたの手で消えてしまう。

晒すと、今度はあなたが訴えられかねない。 たとえ相手が詐欺師でも、確定していない段階でSNSに実名や顔写真を載せれば、名誉毀損・プライバシー侵害として、被害者だったはずのあなたが加害者にされるリスクが生じます。相手はそこを突いて反撃してきます。義憤は正しくても、手段を誤ると立場が逆転する。

直接取り立てに行けば、あなたが罪に問われる。 押しかけ・待ち伏せ・脅し文句は、それ自体が違法になりうる。まっとうな探偵は、突き止めた情報を「自分で取り立てる」ための手助けは決してしません。

集めた証拠は、晒すためのものではなく、警察・弁護士・裁判所という正規のルートに「渡す」ためのものです。この順番を守ることが、結局いちばん確実にあなたを守ります。証拠の正しい扱い方は、こちらに整理しています。→ 探偵調査の証拠は「晒すな、渡せ」

動く前に——証拠は、消える前に「そのまま」残す

相手の正体を突き止めるにも、警察や弁護士に相談するにも、土台になるのは証拠です。そして結婚詐欺の証拠は、驚くほど早く消えます。相手があなたをブロックすれば履歴ごと見えなくなり、退会されればプロフィールも写真も消える。だからこそ、気づいた「今」、動く前に、まず保全してください。

残しておくべきものを、具体的に挙げます。

  • メッセージのやり取り全部(アプリ内・LINE・メール・SMS)。日付と相手の表示名がわかる形で、会話の流れごとスクリーンショットに。結婚を約束した言葉、金を求めた言葉は、特に一つ残らず。
  • 相手のプロフィール・写真・ボイスメッセージ。顔写真は、後の身元確認で重要な手がかりになります。退会で消えるので最優先。
  • お金の記録。振込明細、送金アプリの履歴、暗号資産の送金記録、現金なら渡した日時・場所・金額のメモ。相手の口座名義は、身元特定の大きな糸口です。ここは執念で残してください。
  • 相手が口にした情報のメモ。本名・通称、勤務先や会社名、出身地、家族構成、車、よく行く店、待ち合わせに使った場所。「たぶん嘘」と思うものも全部。嘘のなかに、本物が一つ混じっている。
  • 時系列のメモ。いつ知り合い、いつ結婚の話が出て、いつ何を理由にいくら渡し、いつ連絡が途絶えたか。記憶が新しいうちに書き出す。

保全のコツは、「一つの端末の中だけに置かない」こと。スクリーンショットは、別のクラウドやメール、外部ストレージにも複製しておく。スマホの故障や誤操作で証拠ごと失う人が、現実にいます。何が有効な証拠になり、どう残すべきかは、専門の視点で一度整理しておくと安心です。→ 探偵と個人情報の境界(証拠の扱い)

被害回復の順番——合法の道を、正しい順で

証拠を押さえたら、回復に向けて動きます。順番が大切なので、その順で説明します。

1. まず、送金先の金融機関に連絡する(振込の場合)。 銀行振込であれば、「振り込め詐欺救済法」にもとづき、相手の口座が凍結され、残っていた分が被害回復として分配される可能性があります。スピードが命です。相手の口座に資金が残っているうちでなければ意味がない。気づいたその日に動いてください。

2. 警察に、詐欺被害を申告する。 結婚詐欺は、刑法の詐欺罪にあたりうる犯罪です。被害届・告訴は早いほどいい。ただし警察は「事件性」と「証拠」がないと動きにくい面がある。だからこそ、時系列メモと証拠を整え、相手の手がかりを添えて相談するのが、動いてもらう近道です。命や安全に関わる脅しがあるなら、迷わず警察を最優先に。

3. 相手の本名・住所を特定する。 上の1・2を進めつつ、民事で取り戻すには、相手が「誰で、どこにいるか」が要る。ここで探偵の所在・身元調査が効いてきます。飛んだ相手を突き止めて正規の手続きに乗せる——この構造は、貸金を踏み倒された場合とよく似ています。回収へ進む流れの全体像は、こちらが参考になります。→ お金を貸した相手が行方不明のとき

4. 弁護士に引き継ぐ。 相手の氏名・住所が固まれば、弁護士を通じて返還請求・損害賠償請求へ進めます。既婚を偽られていたなら、慰謝料請求という道も検討できる。詐欺被害・貞操権侵害、いずれも弁護士の守備範囲です。初回無料相談を設ける事務所も多く、まず話を聞いてもらうだけで、進むべき道がはっきりします。

ここで、つらい現実も正直に。詐欺で渡したお金は、取り戻せないことも多い。特に暗号資産で送ったもの、海外の口座に送ったもの、相手が組織的なグループの場合は、資金がすぐ移動・分散され、回収は極めて難しくなります。そして——「必ず取り戻せます」と着手金を求めてくる業者や、SNSで「返金できます」と近づいてくる相手は、二次被害の入口です。取り返せないと知った被害者を、もう一度狙う「回収詐欺」が存在します。「必ず」「100%」を口にする相手には、絶対に応じないでください。→ 違法・悪質な業者を見分ける

それでも、なぜ特定して手続きに乗せるのか。あなたが泣き寝入りせず、まっとうな土俵に相手を引きずり出すためであり、時に次の被害者を生まないためです。あなたが残した記録が、同じ相手に狙われた別の誰かを救う手がかりになることも、現実にあります。

探偵の調査で、できること・できないこと

相手が正体を隠している——この壁を越えるところに、探偵の調査が入ります。何ができて、何ができないのか、正直にお伝えします。

できること。 探偵は、あなたの手元にある断片的な手がかりを起点に、合法的な手段を積み上げて、相手の輪郭に近づいていきます。

  • 相手が名乗った氏名・電話番号・SNS・送られてきた顔写真・口にしていた勤務先や地名・送金先の口座名義——こうした断片を照らし合わせ、実在する人物か、素性は本当かを検証する。
  • 相手の所在(住所・生活の拠点)を、聞き込みや現地確認の技術で突き止める。
  • 独身を偽られた型なら、相手が本当に家庭を持っているのかという生活実態を確認する。
  • 集めた情報を、弁護士や裁判所の手続きにそのまま渡せる報告書の形にまとめる。

わずかな手がかりしかない状態でも、複数を突き合わせることで、思いがけず人物像が浮かび上がる。「これだけしかわからない」という段階でも、相談する価値は十分にあります。出会いがネット・SNSだった場合の特定の考え方は、こちらにも。→ ネット・SNSで知り合った相手の特定

できないこと(ここも正直に)。

  • 戸籍や住民票を、本人の同意なく不正に取得すること。 これは探偵にもできません。法律で禁じられており、「戸籍をたどって住所を割り出す」とうたう業者は危険です。相続など正当な手続きで戸籍が必要な場合は、弁護士・司法書士が正規のルートで扱います。
  • 必ず特定できる、という保証。 手がかりが極端に少なければ、突き止められないこともある。「100%特定します」と断言する事務所こそ、疑ってください。
  • 違法な取り立て・晒し・押しかけの手伝い。 これらは調査ではなく、あなたを加害者に変える行為です。まともな探偵は、決して手を貸しません。

そして、いちばん大切な線引き。探偵は、突き止めた情報を使って、あなたが自力で相手に接触し「取り返す」ための手伝いはしません。特定した情報は、警察・弁護士・裁判所という正規のルートに乗せてこそ、あなたの回復につながる。探偵に頼めることと頼めないことの境界は、こちらに具体例で。→ 探偵に頼めること・頼めないこと

相談前に、そろえておく手がかりのチェックリスト

所在・身元の調査は、依頼者が持っている手がかりの質で、進みやすさが大きく変わります。相談の前に、次を思い出せる範囲でメモしておくと、話がスムーズになり、精度も上がります。完璧でなくて構いません。

  • 相手が名乗っていた氏名(本名・通称・読み方。旧姓や別名の心当たりも)
  • 顔写真・動画・ボイスメッセージ(古くても、複数あるほどよい)
  • 電話番号・LINE ID・SNSアカウント・メールアドレス
  • 送金先の口座名義・支店・番号、暗号資産なら送金先アドレス
  • 相手が口にした勤務先・会社名・肩書き・出身地・家族構成
  • 待ち合わせに使った場所・よく行く店・自宅らしき所の心当たり
  • 車のナンバー・車種・色(見たことがあれば)
  • 時系列のメモ(知り合った時期/結婚の話が出た時期/渡した金額と日付/連絡が途絶えた時期)
  • なぜ突き止めたいのか、突き止めてどうしたいのか(お引き受けできる依頼かの判断にも関わります)

このリストは、そのまま「回復の設計図」になります。ためらって手がかりを出し惜しむと、その分だけ調査が遠回りになる。あるものを、正直に、もれなく共有してください。相談で必ず確認しておくべきことは、こちらに。→ 無料相談で必ず聞く8つのこと

費用は、何で決まるのか

「いくらかかるのか」は、いちばん気がかりなところだと思います。金額そのものは事務所ごと・ケースごとに大きく異なるため、必ず各社の見積もりで確認してください。ここでお伝えするのは、「何で費用が上下するか」です。

  • 手がかりの量と質。 口座名義・電話番号・写真・過去の住所などがそろっていれば出発点が明確で、比較的早く、費用も抑えやすい。名前だけ、しかもよくある名前、という状態からだと、手間も日数も増える傾向があります。
  • 相手の用心深さ。 偽名・使い捨て番号・複数被害を前提に動く相手ほど、痕跡が薄く、日数がかさむ。
  • 調査の範囲。 所在の確認だけでいいのか、生活実態(既婚かどうか等)まで押さえるのか、遠方・県外におよぶのかで変わります。

契約前に、費用の内訳と、追加料金が発生する条件を、書面で確認してください。そして、極端に安い見積もりには注意を。地道な手間のかかる仕事なので、安すぎる金額は途中で手が止まったり、あとから積み上がったりする可能性と表裏一体です。「予算のなかで、どこまでできるか」を率直に相談する——これが後悔しないための近道。まともな事務所なら、できることとできないことを正直に説明してくれます。

よくある質問

Q. 名前も職業も、たぶん全部嘘です。それでも特定できますか?

偽名・偽りの肩書きは、結婚詐欺では珍しくありません。ただ、人は完全には嘘をつききれない。電話番号、送金先の口座名義、送られてきた顔写真、待ち合わせに使った場所——どれか一つでも本物が混じっていれば、そこが糸口になります。「嘘だらけで無理だ」と諦める前に、手元の断片をすべて洗い出すところから始めましょう。

Q. 渡したお金は、探偵に頼めば取り戻せますか?

いいえ。探偵は、お金そのものを取り立てる仕事ではありません。できるのは、返還請求の前提になる「相手が誰で、どこにいるか」を突き止めるところまで。取り戻す手続きは、そのあと弁護士や裁判所が担います。そして正直に言えば、詐欺で渡したお金は取り戻せないことも多い。「必ず返金します」と着手金を求める相手には、絶対に応じないでください。

Q. 相手は既婚者を隠していました。慰謝料は取れますか?

可能性はありますが、条件があります。相手が独身だと積極的に偽り、それを信じて婚約・関係に至ったことを示せれば、貞操権侵害として慰謝料を請求できる余地があります。逆に、既婚だと気づけた場合は難しく、相手の配偶者から逆に請求されるリスクもある。当否と見込みは事案ごとに大きく変わるので、必ず弁護士に相談してください。その前提として、相手が本当に既婚だったのか、独身と偽ったやり取りが残っているかを、先に確かめることが肝心です。

Q. 警察に相談したら「民事だから」と取り合ってもらえませんでした。

残念ながら、詐欺でも「事件性の判断が難しい」として動きが鈍いことはあります。だからこそ、証拠を時系列で整理し、相手の手がかりを添えて相談することが効きます。それでも刑事で動かない場合は、民事の回復(返還請求)に切り替える。その土台として、相手の特定と証拠が生きてきます。

Q. 相手を見つけたら、直接会って問い詰めてもいいですか?

やめてください。押しかけ・待ち伏せ・SNSでの晒しは、あなたを「加害者」に変えます。相手が「つきまとわれた」「名誉を傷つけられた」と主張すれば、被害者だったはずのあなたが責任を問われかねない。突き止めた情報は、警察・弁護士という正規のルートに乗せる。これが、あなたを守りながら回復に進む唯一の道です。

Q. 相手には、私のほかにも被害者がいそうです。

複数の相手に同時に仕掛ける型は、結婚詐欺では典型的です。他の被害者の存在は、詐欺の常習性・組織性を示す重要な事実になりえます。ただし、自分でSNSなどで被害者を探し集めて接触するのは、思わぬトラブルを招く。まず自分の証拠と手がかりを固め、警察・弁護士に相談する流れのなかで扱うのが安全です。

突き止めることは、あなたを取り戻すこと

結婚詐欺の相手を特定するのは、復讐のためでも、感情をぶつけるためでもありません。渡したお金を正当に取り戻すため、次の被害を止めるため、そして「自分が誰と関わっていたのか」を知って、前へ進むためです。

  • まず、相手の「本名」と「所在」を突き止めることが、あらゆる回復手続きの入口になる
  • 探偵は合法の範囲で所在・身元に近づく。戸籍の不正取得や違法工作はしないし、できない
  • 自分で問い詰める・晒す・取り立てるのは、証拠を消し、立場を逆転させる
  • 集めた証拠は「晒す」のではなく、警察・弁護士・裁判所に「渡す」
  • 金額や法的な当否は、この記事では断言しない。必ず弁護士・警察に相談を

あの人の本当の名前すら知らなかった、という事実に打ちのめされているかもしれません。でも、それに気づけたことは、あなたが冷静さを取り戻し始めた証拠です。信じたことは、間違いじゃなかった。ただ、信じる気持ちを、悪意に利用されただけ。

まずは、話を聞かせてください

「まだ、依頼するかどうかもわからない」——その段階で構いません。
決めてから相談するものではなく、決められないから相談していい場所です。

相談無料・秘密厳守/大阪府公安委員会 第62260032号

読んでも解決しないときは、聞いてください

急かしません。まず知ることが、いちばんの安心になります。それでも判断に迷うときは、無料で相談できます。

電話で相談0120-536-073 LINEで相談
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