AirTagをつけられてた|元彼・元夫に居場所を知られたとき、外す前にやる警察相談の順番【2026年改正法対応】
手のひらの上の、白くて小さな円盤
その日、通勤鞄の内ポケットを整理していて、指先が、見覚えのないものに触れた。取り出すと、白くて丸い、ボタンくらいの厚みの、小さな円盤。買った覚えも、もらった覚えもない。裏返して、しばらく、意味が分からなかった。
——紛失防止タグ。鍵や財布につけて、なくしたときにスマホから探す、あの小さな機械だ。
あるいは、きっかけはスマホの通知だったかもしれない。「知らないアイテムがあなたと一緒に移動しています」。画面に出たその一文を、最初は広告か何かだと思って、指で払った。でも、翌日も、その次の日も出る。地図には、あなたが今日通ったルートが、丁寧になぞられていた。
そこであなたは、思い当たってしまう。この持ち物に触れられた人。この車に乗ったことのある人。合鍵を返してもらったはずの、あの人。別れたはずの元彼。籍を抜いたはずの元夫。 「なんで、こんなところにいるって分かったんだろう」と、ここ最近ずっと引っかかっていた小さな違和感が、手のひらのこの円盤で、一本の線につながる。
この記事は、そういう瞬間に立っているあなたのための記事だ。まず、はっきり伝える。あなたが今感じている恐怖は、大げさではない。 そして、いちばん大事なことを先に置く。タグを見つけた「後」の動き方は、順番を間違えると、自分の安全と、後で自分を守ってくれるはずの手がかりを、同時に手放すことになる。だから、この記事は「どう外すか」の前に、「どの順番で動くか」を並べた。
命の危険を感じているなら、この先を読み込むより先に、警察相談専用電話「#9110」へ。今まさに危ないと感じるなら110番。それが、すべての一番上にある。
まず、手を止める——見つけた直後の3分間
見つけた瞬間、体は勝手に動こうとする。叩き壊したい。窓から投げ捨てたい。今すぐ電源を抜いて、この監視を終わらせたい。その衝動は、当たり前だ。自分の居場所が、知らないうちに誰かの手のひらの地図に映っていた——そう気づいて、冷静でいられる人はいない。
でも、その3分だけ、手を止めてほしい。理由は、この記事全体をかけて説明するが、先に結論だけ言う。いきなり外す・壊す・電源を切るは、たいてい悪手になる。 近しい相手が相手のときは、なおさらだ。
いま、この場でやっていいのは、次の三つだけでいい。
- 深呼吸して、そのタグを、元あった場所の近くに、そっと戻すか、いったんそのままにする。 触れたこと自体は仕方ない。ただ、これ以上いじり回さない。
- 場所と状態を、写真に撮る。 どこに、どんな向きで入っていたか。鞄の中なら鞄ごと、車なら車のどこか、分かる形で。
- 信頼できる人に、今の状況を一言だけ送る。 「変なタグを見つけた、後で相談したい」。一人で抱えないための、最初の一手だ。
この3分で、あなたは「パニックで動く人」から「順番で動く人」に変わる。ここから先は、その順番の話だ。
その通知は、あなたが「気づけた」というサインでもある
少しだけ、仕組みの話をしておく。手口の細かいところは、つける側を利するので書かない。でも、あなたが知っておくと安心できる部分だけ、伝えておきたい。
いまのスマホは、持ち主から離れた紛失防止タグが、あなたと一緒に長時間動いていると、「知らないタグが一緒にいる」と警告を出すようになっている。iPhoneには前からこの機能があり、Android側でも同じように、見知らぬタグを検知して知らせる仕組みが入った。つまり、あなたのスマホがその通知を出したのは、監視に「気づける」側に、あなたが立てたということだ。気づかないまま追われ続けるより、はるかにいい位置にいる。
一方で、逆のことも正直に言っておく。タグが一つ見つかった=これで全部、とは限らない。 紛失防止タグは安価で、複数仕込むこともできる。GPS機器や、スマホそのものに入れられた監視アプリなど、経路はタグだけではない。だから、この記事のゴールは「このタグを外して終わり」ではなく、「監視されない毎日に、確実に戻る」ことに置く。位置情報が筒抜けだという感覚がタグを外しても消えないなら、スマホの監視アプリを見抜く兆候や、GPSも含めた確かめ方も、頭の隅に置いておいてほしい。
そして、ここが今回いちばん伝えたいところだ。2026年、この「紛失防止タグを使った無断の追跡」に、法律が正面から線を引いた。 あなたには、これを問題として持ち込める、はっきりした足場がある。次で詳しく話す。
2026年の法改正で、あなたは警察に「何を求められる」のか
「気持ち悪いけど、これって警察が動く話なの?」。当然、そう思う。ここは、断定できる部分は断定し、個別判断が要る部分は弁護士・警察へ、と線を引きながら伝える。
これまで、GPS機器を無断で取り付けて位置情報を得る行為は、2021年(令和3年)のストーカー規制法改正で、すでに規制の対象に加えられていた。ただ、AirTagのような「紛失防止タグ」は、もともと落とし物を探すための道具で、GPS機器そのものとは少し性質が違う。この“すき間”を突く形で、タグを人の持ち物に忍ばせて居場所を追うケースが増えていた。
そこに、2026年のストーカー規制法の改正が入った。相手の承諾を得ずに、紛失防止タグ(AirTagなどの位置探索用の機器)を人の持ち物や車に取り付けて、その位置情報を取得する行為が、規制の対象として明確に位置づけられた。 一部は2025年12月末から、そして2026年3月に全面的に施行されている。あわせて、警察が加害者へ警告などを行う前に、被害を受けている側へ事前に知らせる運用も整えられた。これは、警察が動いたことが第三者を経由して加害者側に漏れ、かえって危険が増すことを防ぐための配慮だ。
かみ砕くと、あなたにとっての意味はこうだ。
- 「元彼だから」「元夫だから」は、免罪符にならない。 承諾なく、あなたの持ち物にタグを付けて居場所を追う行為は、法律のうえで問題のある行為として扱われる。近しい関係であることは、それを正当化しない。
- あなたには、警察に持ち込む足場がある。 「気のせいかも」と我慢する話ではない。ストーカー規制法という枠組みの中で、警察による警告や、状況によっては公安委員会による禁止命令といった、相手の行為を止めるための手続きにつながりうる。
- 警察には、被害者を助けるための「援助」の仕組みがある。 ストーカー規制法は、被害を受けている人に対して、被害を防ぐための助言や、身を守るために役立つ措置の教示・支援を行う枠組みを持っている。相談は「事件になってから」ではなく、「なる前」にしていい。
- 警察が動くとき、あなたに配慮した進め方がある。 事前通知の運用は、あなたの相談が回り回って相手を刺激しないための仕組みだ。「相談したら逆に危なくなるのでは」という不安に、制度の側が一定の答えを用意し始めている。
ただし、実際にどの手続きにどう乗るかは、状況によって変わる。「そのタグや車を誰が持ち、誰が使っていたか」「これまでの経緯」といった事情が絡む。だから、この記事で「あなたのケースは確実にこうなる」とは言い切らない。できるのは、あなたには、これを堂々と警察に持ち込む正当な理由がある、と伝えることだ。無断でタグやGPSをつける行為の違法性の枠組みは、法改正の中身から車にGPSをつけるのは違法?でも整理している。あわせて、身の安全と法律の全体像はストーカー・DVは、まず証拠を残して警察へにまとめた。
一つ、絶対に踏み越えないでほしい線がある。やり返さないこと。 「追われたんだから、こっちも相手にタグをつけて居場所を掴んでやる」——その気持ちは分かる。でも、あなたが無断でつければ、今度はあなたが同じ法律に触れる側になる。被害者だったあなたが、加害者にされる。掴んだつもりの証拠も、あなたを守らない。この道は、選ばないでほしい。
すぐ外していいのか——「外す」より先に「残す」
見つけたタグを、その場で外して電源を抜きたい。この気持ちは、何度でもぶり返す。だから、なぜ待つのかを、きちんと説明しておく。理由は、大きく二つだ。
一つめ。外すと、証拠が細くなる。 「いつから」「どんな機器で」「どういう状態で仕込まれていたか」は、相手を結びつけ、警察や弁護士に相談し、あなたを守る手続きへ進むための材料になる。自分の手で外して捨ててしまうと、後から相手に「そんなものは知らない」と言われたとき、示すものが弱くなる。せっかく手にした足場を、自分から崩すことになりかねない。
二つめ。外すと、相手に「気づかれた」と伝わる。 これが、近しい相手のときには、とりわけ重い。タグの反応が急に途切れれば、追っている側は「見つかった」「外された」とすぐに悟る。あなたを支配下に置きたい相手にとって、監視の網を切られることは、コントロールを失うことだ。それが、行動をエスカレートさせる引き金になりうる。あなたの安全に、直結する。
だから、原則はこうだ。気づかないふりをして、記録を残す。 どこに、どんな状態であったかを写真とメモで残し、外すタイミングや方法は、警察や専門家と相談しながら決める。焦って一人で撤去しないこと。見つけた後の具体的な動き方は、盗聴器の発見を例に見つけた機器を、自分で外してはいけない理由に細かく書いた。手が動きそうになったら、まずこちらに目を通してほしい。
「見つけたら即撤去」は、正解じゃない。見つけたら、まず安全と記録を確保する。 ここの順番だけは、間違えないでほしい。
残しておくべき記録——後であなたを守るもの
警察に相談するにも、弁護士に手続きを頼むにも、探偵に確認を頼むにも、出発点はいつも「記録」だ。難しく考えなくていい。「いつ・どこで・何があったか」を、その都度、淡々と残す。 これだけで、力を持つ。
- タグそのものの状態。 どこに、どんな向きで入っていたか。見つけた日時。写真は、離れた場所からと、近づいたもの、両方あるといい。
- 「居場所を言い当てられた」出来事の時系列。 「◯月◯日、誰にも言っていないカフェにいたら、その夜に元彼から“今日あのへんいたよね”と連絡が来た」。この“当てられた”記録が、反復性を示す軸になる。日付とセットで、メモアプリでも手帳でもいい。
- 連絡の履歴は、消さない。 気持ち悪くて消したくなる、しつこいLINE・DM・非通知の着信。これは執着の動かぬ記録だ。スクリーンショットを撮り、別の場所にも保存しておく。
- 合鍵・持ち物に触れられた機会のメモ。 いつ、どういう状況で、相手があなたの車や鞄に近づけたか。「別れ際に部屋へ入れた」「車を貸したことがある」——こうした事実が、後で経緯を語る。
- 目撃してくれた人の存在。 家族、同僚、店員。誰かが状況を知っていること自体が、あなたを支える。
証拠は、SNSで「晒す」ためのものではなく、警察や弁護士という、あなたを守る側に「渡す」ためのものだ。ここを取り違えると、力が半分になる。証拠の正しい残し方と使い方は、探偵調査の証拠は「晒すな、渡せ」に整理している。
身の安全を、いちばん上に——別れ際が危ないという現実
ここが、この記事でいちばん伝えたいことだ。
タグを見つけて、多くの人はこう考える。「もう完全に縁を切ろう。この人から離れよう」。その判断は、正しい。でも、知っておいてほしい現実がある。支配したがる相手との関係は、離れようとする瞬間が、もっとも危険になりやすい。
相手は、あなたを自分の把握できる範囲に置いておくことに執着している。あなたが離れる——それは相手にとって、支配の完全な喪失を意味する。だから、別れをはっきり突きつけた瞬間、しがみつき、追いすがり、ときに攻撃的になる。監視は、むしろ強まることさえある。タグでの追跡は、その執着の、一つの表れにすぎないことが多い。
だから、身の安全のために、頭に置いてほしいことを並べる。
- 一人で抱え込まない。 信頼できる家族・友人、そして公的な相談窓口に、状況を共有する。孤立していること自体が、相手を動きやすくする。
- 面と向かって問い詰めない。 「タグつけたでしょ」と直接ぶつけるのは、相手を刺激する最悪の一手になりうる。安全が確保できていない段階では、慎重に。
- 警察の相談窓口へ。 つきまとい・待ち伏せ・執拗な連絡があるなら、それはストーカー規制法が守る領域だ。警告や禁止命令、そして前述の被害者への援助につながる。危険が差し迫っているなら110番、相談段階なら#9110。
- 引っ越し・住所を隠す制度も視野に。 相手があなたの住所や生活圏を知っているなら、住民票の閲覧を制限する支援措置という仕組みがある。転居を考えるなら、たどられない形で、警察や支援センターに相談したうえで進める。
- 逃げ先と連絡手段を、先に用意する。 実家、支援窓口、相手に知られていない連絡先。準備は、動く前にしておく。
しつこいようだが、もう一度言う。命や身の安全に関わると感じたら、警察相談専用電話「#9110」、差し迫っているなら110番。夜間でも、緊急でも、つながる。あなたが我慢して耐える話ではない。同じ「元交際相手による監視」でも、盗聴器の不安が中心なら元カレのストーカー・盗聴器が不安、車や鞄のGPSが中心なら恋人・配偶者にGPSをつけられたに、それぞれの守り方をまとめてある。
タグ一つで、終わりにしない——再発防止と専門調査
無事にタグを外し、警察に相談できたとして。それで安心しきれないのが、この問題のつらいところだ。「本当に、これで全部だったのか」。この問いは、しつこく残る。
正直に言えば、その不安には根拠がある。紛失防止タグは複数仕込めるし、経路はタグだけとは限らない。GPS機器、スマホの監視アプリ、車に隠された機器。素人が見える範囲を探して「なかった」は、残念ながら「ない」の証明にはならない。巧妙に隠されたものは、見て触っただけでは見つからないことが多い。
だから、位置情報が筒抜けだという感覚が消えないなら、専門の機材で環境ごと確かめる、という選択がある。専門調査(TSCM)は、専用の測定機器で、あなたに気づかれないよう仕込まれた機器を、経路も含めて洗い出す。大切なのは、「あった・なかった」で終わらせないこと。見つけた機器を証拠として保全し、いつ・どういう経路で仕込まれたかを記録し、相手を結びつけるところまでを見据える。 一連の流れは盗聴器の専門調査(TSCM)とはに、機器から設置者をたどる考え方は盗聴器を仕掛けた犯人の特定に書いた。
そして再発防止は、機器を外すこととは別の作業だ。合鍵は残っていないか。持ち物や車に、相手が触れられる機会をこの先も残していないか。位置情報の共有設定が、いつの間にかオンになっていないか。パスワードや、アカウントの乗っ取りは大丈夫か。物理的な監視を断つのと同時に、こうした“入り口”を一つずつ塞いでいく。ここは、記録を取りながら、専門家と一緒にやると、抜けが減る。
誰に相談すればいいのか——警察・弁護士・探偵の役割
相手が近しい人だと、どこから手をつけていいか、よけいに見えなくなる。役割を、整理しておく。
警察・公的窓口——身の安全と、法的な保護。 つきまとい、脅し、無断の追跡、身の危険。ここは警察の領域だ。ストーカー規制法にもとづく警告・禁止命令、そして被害者への援助の入口になる。命と安全に関わることは、まずここ。 迷ったら「#9110」でいい。元配偶者・元パートナーが絡むなら、配偶者暴力相談支援センターも、相談・保護・住所を隠す支援につながる窓口だ。
弁護士——法的な手続きと、権利の主張。 保護命令、接近禁止、慰謝料。タグでの追跡が法的にどう評価されるかの判断も、ここでしてもらう。法律を使ってあなたを守り、相手に責任を問う場面は、弁護士の領域だ。
探偵——事実を、証拠の形で残す。 「本当に追われているのか」「タグ以外に経路はないか」を専門の機材で確かめる、いつ何をされたかを記録に残す、証拠にもとづいて誰がやったかを裏づける。この「事実を、後で使える形にする」仕事が、探偵の領域だ。ただし、探偵は、あなたを守る警察の代わりにはならない。 危険が差し迫っているなら、探偵より警察が先だ。ここは、はっきりさせておく。相談先の線引きに迷うなら、盗聴・盗撮は警察に相談すれば動く?も参考にしてほしい。
この三つは、対立するものではない。安全は警察、権利は弁護士、事実は探偵。 役割が違うだけで、状況に応じて組み合わせて使えばいい。
そのまま使える、行動チェックリスト
いま自分がどの段階にいるかを確かめるために使ってほしい。上から順に、詰まっているところから手をつければいい。
見つけた直後に
- [ ] タグを、いじり回さず、そのままにした(または元の近くに戻した)
- [ ] どこに・どんな状態であったかを、写真に残した
- [ ] 「即外す・壊す・電源を切る」を、いったん保留にした
- [ ] 信頼できる誰かに、状況を一言、共有した
記録として
- [ ] 居場所を言い当てられた出来事を、日時とセットで書き出している
- [ ] しつこい連絡・非通知の履歴を、消さずに保存している
- [ ] 持ち物・車に相手が触れられた機会を、メモしている
安全のために
- [ ] 面と向かって問い詰める、はしないと決めている
- [ ] 命の危険を感じたら「#9110」「110番」を頼る、と決めている
- [ ] 相手にタグをつけ返す、は絶対にしないと決めている
- [ ] 別れる・離れる場合は、準備を整えてから動く、と決めている
次の一手として
- [ ] 警察・公的窓口に相談する段取りを考えている
- [ ] タグ以外の経路(GPS・監視アプリ)の可能性も頭に入れている
- [ ] 合鍵・共有設定など、再発の入り口を点検する予定でいる
「安全のために」のブロックにチェックがつかないなら、探し物より先に、そこから整えてほしい。安全が、いつも最優先だ。
よくある質問
Q. スマホに「知らないタグが一緒に移動しています」と出ました。すぐ探して外すべき?
通知が出たのは、あなたが「気づける」側に立てたということで、そこは前進だ。ただ、見つけても即座に外すのはおすすめしない。まず、その通知の履歴や、示された地図のスクリーンショットを残す。そのうえで、外すタイミングは、記録を確保し、できれば警察や専門家と相談してから決める。焦って壊すと、証拠と、相手に気づかれない状態を、同時に失う。
Q. 元彼がつけたと確信しています。今すぐ問い詰めていいですか?
安全が確保できていない段階では、おすすめしない。近しい相手を刺激することは、あなたの身の危険に直結しうる。まず信頼できる人や公的窓口に共有し、記録を残す。問い詰めるか、いつ・どう伝えるかは、安全の見通しが立ってから決める。順番を、逆にしないでほしい。
Q. タグをつけられただけで、警察は動いてくれますか?
2026年の法改正で、承諾なく紛失防止タグをつけて居場所を追う行為は、規制の対象として明確に位置づけられた。だから、相談する足場は、はっきりある。ただ、実際にどの手続きに乗るかは状況次第だ。記録があるほど、警察は具体的に動きやすい。「相談する」と「記録を残す」は、同時に始めていい。
Q. 一つ外せば、もう大丈夫ですか?
残念ながら、そう言い切れない。タグは複数仕込めるし、GPSや監視アプリなど別の経路もある。位置情報が筒抜けだという感覚が外しても消えないなら、専門の機材で環境ごと確かめる選択がある。不安が消えないこと自体が、確かめる理由になる。
Q. 相手にタグをつけ返して、証拠を掴んではダメですか?
だめだ。あなたが無断でつければ、今度はあなたが法に触れる側になる。被害者から加害者に転じてしまう。掴んだつもりの証拠も、あなたを守らない。やり返す道は、選ばないでほしい。
Q. 探偵に頼めば、相手をやめさせてくれますか?
それはできない。相手を止める・遠ざける・罰するのは、警察と裁判所の役割だ。探偵ができるのは、事実の確認と記録の補助、そしてタグ以外の経路がないかを確かめること。その記録を、あなたを守る制度につなぐところまでだ。ここを正直に言わない業者は、信用しないでほしい。
追われない毎日へ、順番で戻る
手のひらの上の、あの小さな円盤。あれを見つけた瞬間の、足元が抜けるような感覚を、あなたはもう十分に味わったはずだ。自分の鞄が、車が、いちばん近くにあるはずの持ち物が、監視の道具に変えられていた。その気味の悪さは、言葉にしづらい。
でも、思い出してほしい。あなたが取り戻したいのは、タグを外すことそのものじゃない。誰にも居場所を握られていないと、心から思える毎日のはずだ。そこへ戻る道筋は、はっきりしている。①いきなり外さず、状態を記録する。②身の安全を最優先に、一人で抱えず外とつながる。③命に関わることは、警察と公的窓口へ。2026年の改正法は、そのあなたの背中を押す側にある。④事実を証拠の形にし、タグ以外の経路も確かめる段階で、探偵を使う。⑤離れるなら、準備を整えてから、慎重に。
私たちFULL SUPPORTは、西日本を拠点に、元交際相手からの監視やつきまといの不安に向き合ってきた。「大げさかもしれない」と迷う段階でも、かまわない。危険が差し迫っているなら、まず警察を頼ってほしい。そのうえで、「本当に追われているのか確かめたい」「タグ以外にないか調べたい」と思ったら、あなたの状況を、そのまま話してくれればいい。→ 無料で相談してみる
あなたの安全が、いちばん上にある。それだけは、動かさないでいてほしい。
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まずは、話を聞かせてください
「まだ、依頼するかどうかもわからない」——その段階で構いません。
決めてから相談するものではなく、決められないから相談していい場所です。