夫の社内不倫を確かめたいあなたへ|飲み会の集合写真、隣にいつも同じ女性
何枚遡っても、隣は同じだった
会社の飲み会の集合写真が、共有アルバムに上がっていました。夫の会社は、部署のイベントの写真を家族も見られるアルバムに載せることがあって、あなたはいつも、なんとなく眺めるだけでした。
その日も、最初は、なんとなくでした。乾杯の一枚。歓談の一枚。集合写真。——ふと、指が止まりました。夫の隣に、女性がいる。それだけなら、何でもありません。でも、あなたは何かが引っかかって、アルバムを遡りました。春の歓迎会。年末の忘年会。その前の、暑気払い。
夫の隣には、いつも、同じ女性がいました。
大人数の集合写真で、立ち位置なんて偶然のはずです。なのに、何枚遡っても、二人は隣か、斜め後ろか、とにかく近い。彼女のほうが、少し夫のほうへ体を傾けている一枚もある。あなたは、写真を閉じて、また開いて、もう一度閉じました。「考えすぎだ」と思おうとして、思えなくて、この記事に辿り着いたのだと思います。
その感覚を、否定するつもりはありません。集合写真の立ち位置は、それ単体では何の証拠にもなりません。けれど、長年この仕事をしていると、妻が最初に覚える違和感は、決定的な一枚より、こういう「積み重なった配置」であることが多いのです。ここから先は、その違和感を、感情論ではなく、確かめられる形にしていく話をします。
社内不倫が、他の浮気と決定的に違うところ
浮気相手が誰かによって、確かめ方は変わります。そして、相手が「夫の同僚」である場合——つまり社内不倫は、他のどのパターンとも違う、厄介な特徴を三つ持っています。
一つめ。口実が、強すぎる。
「残業になった」「急な接待が入った」「出張が延びた」。社外の相手なら不自然になるこれらの言い訳が、社内の相手となら、全部本当にあり得ます。実際に残業して、そのあと二人で食事に行くことだってできる。会社の飲み会は"公式のアリバイ"として機能します。あなたが「今日も遅いの?」と聞いても、夫は嘘の上手い下手に関係なく、仕事という鎧をまとって答えられる。だから、言い訳の矛盾を突く方法が、社内不倫では効きにくいのです。
二つめ。毎日、会っている。
マッチングアプリで知り合った相手なら、会うには予定を合わせる必要があります。でも同僚なら、月曜から金曜、毎日顔を合わせます。昼休みも、給湯室も、エレベーターの中も、二人の時間になり得る。接触の総量が桁違いに多いから、関係が深く、長くなりやすい。「一度の過ち」で終わらず、一年、二年と続いていた——社内不倫の調査では、珍しい話ではありません。そして長い関係ほど、夫のほうに「本気」が混ざっていることがあり、あなたがその後の人生を考えるうえで、把握しておくべき事情になります。
三つめ。バレたあとの逃げ場が、二人にはない。
社外の相手なら、関係を切れば日常から消せます。でも同僚は、関係を切っても翌朝また職場で会う。だから社内不倫は、露見しかけたときの隠し方が徹底しやすく、また一度冷めても再燃しやすい。この「切れにくさ」も、確かめる側のあなたが知っておいたほうがいい性質です。
それでも、社内不倫には「弱点」がある
ここまで読むと、手強い相手に思えるかもしれません。でも、社内不倫には、調査する側から見た明確な弱点があります。
行動のパターンが、会社の勤務時間に縛られていることです。
社外の相手との浮気は、いつどこで会うか読みにくい。けれど同僚同士は、二人とも同じ時間に同じ場所で働いています。会うとすれば、平日の退勤後。しかも翌日も仕事だから、深夜までは引っ張れない。退勤後のおよそ2時間——ここが、勝負の時間帯です。
会社を出て、少し離れた店で食事をするか、どちらかの部屋か、ホテルへ向かうか。行動は退勤時刻を起点に組み立てられるので、張り込みの計画が立てやすい。「残業」と言っていた日に会社の出入口を確認すれば、実際に何時に出たかが分かる。出た時刻と帰宅時刻の差が、二人の時間です。飲み会という口実の日も同じで、一次会のあと全員と別れてから二人でどこへ行くか、が焦点になります。
もう一つの弱点は、社内の関係は周囲が気づいている場合が多いこと。毎日同じ空間にいる同僚たちの目は、ごまかしきれません。ただし、これをあなた自身が使おうとして、夫の同僚に探りを入れるのはやめてください。理由は次でお話しします。
会社に電話をかけたくなったら、この章を読んでください
写真を見つけた夜、あなたの頭に、いくつかの行動がよぎったはずです。夫の会社に電話して、あの女性に直接聞く。上司に「おたくの部下が」と伝える。会社に乗り込む。
全部、やめてください。あなたが望む未来が何であれ、これらは最悪手です。
理由は感情論ではありません。実務上、あなたが不利になるからです。
まず、証拠が固まる前に動けば、二人は警戒し、関係を隠すか一時停止します。社内不倫は前述の通り「切れにくいが、隠しやすい」関係です。警戒された後の調査は、難易度も費用も跳ね上がります。
次に、会社への通報や職場での抗議は、やり方によってはあなたのほうが名誉毀損や業務妨害を問われるリスクを負います。確たる証拠がない段階ならなおさらです。さらに、夫がその件で処分・退職に追い込まれれば、世帯収入が下がり、離婚するにしても婚姻を続けるにしても、あなたが受け取れるはずのものが減ります。慰謝料や養育費は、相手の支払い能力があってこそです。
そしてもう一つ、知っておいてほしいことがあります。不倫が発覚しても、会社が二人を処分するかどうかは、その会社の就業規則次第です。私生活上の行為は原則として懲戒の対象外で、職場秩序を乱した等の事情がなければ、会社は動かないことも多い。「会社に言えば制裁してくれるはず」という期待は、当てにできません。一方で、慰謝料の請求は、会社がどう扱うかとは無関係に、法律上あなたの権利として可能です。狙うべきはこちらであり、そのために必要なのが、次にお話しする「証拠」です。
「隣にいる写真」と「不貞の証拠」のあいだ
集合写真で隣にいること。二人で食事をしていたこと。LINEで親しげなやり取りをしていたこと。——残念ながら、これらは法律上の「不貞行為の証拠」には、原則としてなりません。慰謝料請求や離婚調停で意味を持つのは、肉体関係があった、と第三者が見ても推認できる証拠です。
典型的には、二人でホテルに出入りする場面の写真や映像。それも一度きりではなく、複数回あれば言い逃れの余地が小さくなります。どちらかの自宅に長時間滞在した記録も、状況によっては材料になります。逆に、関係を認める発言を無理に録音しようと問い詰めるのは、警戒させるだけで得るものが少ない。何が証拠になり、何がならないかの線引きは浮気の証拠になるもの・ならないもので詳しく整理しています。
ここで社内不倫特有の難しさが、もう一度効いてきます。退勤後の2時間、平日の夜、警戒心の強い二人。自分で尾行して撮る、というのは現実的ではありません。素人の尾行は高確率で気づかれ、気づかれた瞬間、今後の調査全体が困難になります。夫のスマホを無断で操作して裏付けを集める方法も、やり方によっては違法性を帯び、せっかくの材料が使えなくなることがあります。自分でできること・やってはいけないことの境界は自分で浮気を確かめる方法と限界にまとめました。
探偵に依頼した場合は、この「退勤後の2時間」に照準を合わせます。残業と言っている日、飲み会の日、出張の日。事前にあなたから伺った夫の予定と過去のパターンから、決行日を絞り込む。社内不倫は行動が勤務時間に縛られている分、むしろ調査計画は立てやすい部類です。無駄な日に張り込まないことは、そのまま費用を抑えることにつながります。調査がどう進むかの全体像は浮気調査の流れを、費用の相場感は浮気調査の費用相場をご覧ください。
なお、相手の女性の氏名や住所が分からなくても、調査の過程で特定できます。慰謝料を請求するには相手を特定する必要があるため、これも調査の重要な目的の一つです。詳しくは浮気相手の特定で解説しています。
証拠が揃ったあと、あなたはどの未来を選んでもいい
証拠を手にしたとき、あなたの前には複数の道があります。どれを選ぶかは、あなたが決めていい。証拠は、そのための交渉力です。
やり直すことを選ぶなら。証拠は、夫に言い逃れをさせないための土台になります。「誤解だ」「ただの同僚だ」という言葉で、うやむやにされない。関係の清算を約束させ、誓約書を交わし、場合によっては相手の女性にだけ慰謝料を請求して関係に終止符を打つ——婚姻を続けながら、けじめだけをつける道です。ただし社内不倫の場合、二人は翌日も職場で会います。誓約に「接触の制限」をどこまで盛り込めるか、部署異動を夫自身に願い出させるか、といった社内不倫ならではの詰め方があり、ここは弁護士と相談しながら設計するのが確実です。
別れることを選ぶなら。不貞の証拠は、離婚協議・調停・裁判のすべてであなたの立場を強くします。慰謝料は夫と相手の女性の双方、または一方に請求できます。相手が同僚である場合、「支払い能力のある社会人」であることが多く、回収可能性という点では現実的な相手です。金額の相場や、夫と相手それぞれへの請求の考え方は不倫の慰謝料で詳しく解説しています。
どちらの道でも共通して言えるのは、証拠が先、行動は後、ということです。感情が最高潮の夜に夫を問い詰めたくなる気持ちは、痛いほど分かります。でも、問い詰めた瞬間に得られるのは一時の反応だけで、失うのは証拠を取る機会です。順番だけは、間違えないでください。
集合写真を、もう一度見なくてすむように
あなたは今夜も、あのアルバムを開いてしまうかもしれません。開いては、隣に立つ二人を見て、閉じて、眠れなくなる。その繰り返しが、いちばんあなたを削ります。
違和感には、二つの出口しかありません。「考えすぎだった」と確かめて安心するか、「事実だった」と確かめて次へ進むか。どちらの出口も、確かめた人にしか開きません。そして実際、調査の結果「浮気の事実はなかった」と分かって、憑き物が落ちたように帰っていかれる方も、確かにいらっしゃいます。白か黒か分からないまま集合写真を見続ける日々より、どちらであれ、答えのある日々のほうがいい。
当センターの無料相談では、まだ依頼を決めていない段階でも、あなたの状況——夫の勤務パターン、飲み会の頻度、写真で気づいたこと——を伺ったうえで、調査で確かめられる見込みと、おおよその費用感をお伝えします。大阪を拠点に西日本を中心として、社内不倫の調査は数多く手がけてきました。相談したからといって、依頼しなければならないわけではありません。
夫の隣に誰が立っているかを確かめるのは、写真の中ではなく、現実のほうです。一人で抱え込む前に、一度、話してみてください。
まずは、話を聞かせてください
「まだ、依頼するかどうかもわからない」——その段階で構いません。
決めてから相談するものではなく、決められないから相談していい場所です。